花保存加工の店ハナコ  

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プリザーブドフラワーはどれくらい持つとプリザーブドフラワー全般の悦明イメージ画像

プリザーブドフラワーの作り方&プリザーブドフラワーはどれくらい持つ

まずプリザーブドフラワーはどういう花かご存じですか。
プリザーブドフラワーと呼ばれるその花は自然の風合い(水分)を残して加工した特殊な花です。 「プリザーブ」 (preserve) とは英語で「保存する」の意味で、Preservedflowerで保存された花になります。 ブリザーブドフラワーと言われる方もおりますが本来は【プリザーブドフラワー】で、【ぷりざーぶどふらわー】なんです。

ヨーロッパのイタリア、フランスで生み出された、プリザーブドフラワー。
当初の目的は生花を長持ちさせるための技術開発で、その産物なんですね。
プリザーブドフラワーはどうやってできたか

プリザーブドフラワーの加工方法

プリザーブドフラワーの作り方は、【プリザーブドフラワーに適した花やグリーンを鮮度の良い状態で剪定、有機溶剤を用いて脱水脱色し、その後、保存液となる不揮発性溶液を用いて水分と置換着色させ、自然乾燥させる】です。
ドライフラワーやフリージングフラワーなどと異なり、水分があるため鮮やかさは生きた花と比べてもわからないものもあり、触っても柔らかくて瑞々しい仕上がりです。

プリザーブドフラワーの作り方

脱水にはメタノール・エタノールなどの低級アルコールを主成分とする液が、着色する水分の置換液にはポリエチレングリコールや高級エーテルなど、不揮発性で比較的安全性の高い有機溶剤を用いる。完成後はもちろん水やりの必要はなく、生花より軽く、さらに色々なバリエーションを楽しむことができるという、生花とドライフラワーの両方の良さを兼ね備えた画期的な花です。

プリザーブドフラワーの長持ちはそれぞれ

プリザーブドフラワーは、加工された保存花として、生命は断たれていますがしっとりしており、まるで本物のように見えることから”枯れない花”とも言われています。
枯れない花と言っても条件や、保存の仕方により傷みが出てきます。各社様々な加工法で制作していますが、加工会社や作り方によっても寿命が違うプリザーブドフラワーは、日本では湿気が多いため、生まれたヨーロッパより持ちが悪くなります。
プリザーブドフラワーはそれほど持たないと言われていますが本当にそうでしょうか?!置く場所や保管方法、素材、加工方法、花の色などにより寿命は違います。 自分の花を加工した場合花の持ち具合は、市場に出した花を加工している時点で、1日以上は経過しており、メーカー製造品の花と比べて鮮度が落ちております。メーカーは加工に適した7部咲き程度のバラを刈取りすぐ加工しています。


退色、素材の変化は、やはり自然の産物でどんな加工法でもありますが、立体的であるため目立ってしまう所です。様々なお客様と接してきて15年綺麗な方もおり、長く持つのか可否かは、何とも言えない気持ちです。またご自分で取って置いた花は、年月を経て多少色あせてもきれいに見える記念の花になります。

丸ごと1本プリザーブドフラワーの花について

>> 茎も葉も花もプリザーブドのバラも出来ています
>>作り方は花首カットのバラをプリザーブドフラワーに制作しワイヤーで茎と花つないでいます。
>> 茎部分は畑からカット後、瞬時液に入れて制作。
>>特に葉の状態は鮮度の良さが左右します。

プリザーブドフラワー加工法

プリザーブドフラワー加工法特色

自然の新鮮な生の花やグリーンを使用しまず、自然な形、やわらかさ、ボリュームなどの特色を残しながら、一度、色抜きと水抜きをします。次に特殊なオーガニックの保存液を吸わせ乾燥、ソフトに仕上げます。
他の似たような感じの、フリーズドライや一般的なドライフラワーのように 枯れたり、変色したりすることなく、みずみずしさも損なわれることはなく、生花のようにソフトな感じの仕上がりです。仕上がり具合ですが、バラの種類によっても様々で、花びらが柔らかいイングリッシュ系の花はほとんどつぼみ程度でないと綺麗に加工出来ません。また固まった花は花びらが固く仕上がり気を付けないとうっかり触るとバリバリ割れます。お持ちいただくバラは様々でその種類により加工後の雰囲気や形成した後の形状も変わってきますのでご注意ください。

■【天然の色と同じように残す技術】
>> 化学的に花の色を通常の条件で全く同じに残す事は不可能と思われ
>> 今後、この分野の研究が進めばと思います。ほとんど似たように作ることは出来ます。


プリザーブドフラワーはどれくらい持つ?・・この言葉を何度聞いたことか・・

【市販花のプリザーブドフラワーが綺麗な期間】
市販の花は摘み立ての最高の状態の花を加工しています。 湿気の少ないヨーロッパで生まれたためヨーロッパでは『数年から10年以上は変わらない』と言われていますが、プリザーブドフラワーはその加工方法により湿気に弱く、湿気の多い日本ではそれより短いとは言われています。
1階の湿度が高い部屋やバスルームの近く、海風が来る地方などでは、保存期間が更に短いでしょう。色の薄い花は退色や変色が目立ち、赤、青など原色は長持です。花弁が薄い花は持ちが悪いです。

【自分の花を加工した場合、プリザーブドフラワーが綺麗な期間】
市場を経て花屋、更に購入するまでの期間があります。市販されているプリザーブドフラワーよりも寿命は短い上に、 花びらの傷や形のゆがみ等があるはずです。店ではそういう花はバラしてなるべくきれいに形成しています。
ある方から家にあるニコラバーグマンの花はとてもきれいですがなぜこの花は違うんですか?と完成品を見て言われました。 市販品のプリザーブドフラワーと全く同じようには出来ません。市販の花は摘みたてのプリザーブドフラワーに適したバラなどを加工します。
持ってきた花の鮮度具合や花の種類で仕上がりは変わります。仕入れたばかりの花や産直バラ園の花などは鮮度がよいのできれいな仕上がりです。 鮮度が落ちていると花中の水分も落ちており、色付きが悪い上に最初からカサカサしているなど仕上がりの段階から違います。 当店はプリザーブドフラワーが販売された2000年位からご持参されたの花のプリザーブドフラワー加工を始めた第一人者として誠実に向き合っています。 積み重ねた確かな経験と実績がございます。 【しかし綺麗に長持ちするに越したことは無いですが、ずっと飾っていると必ず変化は生じます。無機質ではなく水分の含んだ加工した花なのですからその変化を楽しんでいただく形でいいのではないでしょうか。】


【花屋兼加工店が加工する花】
当店は『購入してから1週間10日の花ですが』と言われても、きれいにできる確率はかなり下がるため加工は受け付けておりません。 どんな形でもいいから残したいなら受けることができますが、そういう花の場合は押し花の方が綺麗に仕上がると思います。 花屋さんが仕入れた日から1週間、国産の花なら大丈夫そうです 皆さんが買うタイミングで今日仕入れた花を購入できるわけではないのでご参考にしてください。 花屋加工店は、もし悪い花が来てもご持参したお客様と同じ花を仕入れて花加工することができます。 新たに仕入れた花は当然完成度は高くなります。 ご自分の花でなくその時のきれいなイメージで綺麗に花を残したい時は、その方法もいいかもしれません。

今までたくさんのお客様を通しての実体験やお聞きした話などを下記にまとめてみましたよろしければお読みくださるとどれくらい持つのイメージや考え方が変わるかも知れません。

>>プリザーブドフラワーやドライフラワーの長持ちエピソードへ

【花加工の試験を通して】
お持ちいただいた花が綺麗に加工できるのは花仕入れ(購入ではないです)から5日程度頑張って1週間程度(国産) 海外のバラの花は空輸の為、更に短くなっております。 当店は日ごろから日数ごとにバラを加工し完成度の試験をしております。 購入から10日経過した花が完璧に近いほど綺麗に出来ることは、ほぼないでしょう。

【バラのイングリッシュローズ】
バラのイングリッシュ系の花は花びらが薄く、花持ちも悪いので、特にお早めにご持参ください。花びらが薄い花は透き通ってしまう可能性がございます。


プリザーブドフラワーの種類


花やグリーンの種類はかなりの勢いで増え続けています。グリーンでは、アイービーやレモンリーフ、アスパラグリーンやシダ類など、ユーカリ、バラの葉、アジアンタムやワイヤープランツ、ベアグラス、ラグラス、竹などもあります。ご持参頂いた茎や葉はすでに市場に出るまで時間が経過しており、加工してもきれいに長持ちすような出来はかなり厳しいです。通常デザインはごく一部を除きフェイクを使用しています。コンサートで頂いた花は茎下から全部残したい方も多く努力しております。が翌日早めの時間でないと出来る可能性は低いと言えます。

プリザーブドフラワーの種類

花ではバラやアジサイ、カーネーションなどが一般的です。
ラン系ではデンファレは綺麗にでき、胡蝶蘭は出来ない。ピンポンマムは崩れやすくガーベラは半々、スカビオサはほぼできますが崩れやすい、ブライダルにもよく使う、ジャスミン、ホワイトスター、ブルスターは綺麗にできます。季節の花の、ミニひまわりやミニカラーもできます。が季節外の花の場合は難しい場合がございます。

【ユリのカサブランカ】
市販品は昔はありましたが現在はほぼ存在しません。大きな花なので加工法がむずかしい上に、長く保管しておくと花びらが大きいのでだれてきます。当店では受け付けていません。
【黒やブラウンのなど実際ない色のバラの再現】
プリザーブドフラワーはブルーやブラック、ブラウン、蛍光色、ゴールド、シルバーなど本当にはない花色もあり、これを使ってデザインも魅惑的なものとなっています。ブラックやブラウン、ブルーの花色も加工も可能です。
【サントリーのブルーローズ】
ブルーローズは、あまり開いていないつぼみの状態が多いです。加工しても同じような花色にできたことは今のところございませんので似た感じで花を残す気持ちで託していただけますと幸いです。

わかりやすく下記にまとめてみましたよろしければお読みくださいませ。 >>プリザーブドフラワー加工できるできない花一覧画像入り表ページになっております。

プリザーブドフラワーの注意点

・湿気に弱いので浴室など湿度の高いところには置かないでください。
・ソフト加工のデリーケートな花です。触れた摩擦で花びらが痛むことがあります。
・直射日光やスポットライト・エアコンの風に直接に当てますと色あせの原因になります。
・湿気の多い場所、季節梅雨時など湿気が大変多いときは、花びらが透けたようになる場合がございますが、湿度が低くなりますと元に戻りますのでご安心下さい。

プリザーブドフラワー注意点、加工したプリザーブドフラワーのイメージ画像

プリザーブドフラワーお手入れ方法


花を残したいのなら

もらった花を残したい=あの時の気持ち(思い出)を形に残したい
鮮度が良くないと加工時うまく完成しません。加工を決めましたらお早めにご持参(納品)ください。当店は加工液をたっぷり使い換気の良い乾燥室も備えています。コストは掛かりますが、綺麗に完成させる努力を惜しまずしております。よろしくお願いいたします。

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